「どうして、こんな大きな冷蔵庫を買ったの!」と言われ、
答えることができずに、お取引が無くなる。
街の電器店さんでは、こうして、お盆とお正月に、誤解からお客様を失うケースがあります。
とくにお年寄り一人暮らしの方ですと、
- 400L超えの冷蔵庫
- 40型以上の大型テレビ
- HDD&ブルーレイ
- 箱に入ったままの電化製品(未使用)
は危険です。
なぜ購入したのかの理由も記録しておく
どの家電製品も一人暮らしのお年寄りには、不釣り合いの製品だと思われるからです。
400L超えの冷蔵庫は、普段はそこまで入れない。
お盆やお正月に子どもさんが帰省する際に、色々と入れられるように。
→こんな大きな冷蔵庫、一人暮らしには大きすぎる!!!
40型以上の大型のテレビは、
見ている距離が近すぎるとお客様は見づらいし、色の設定で鮮やかすぎると、
よい印象になりません。
→40型以上のテレビは大きすぎる!!!こんな狭い部屋で!!!
HDD&ブルーレイは、
お孫さんのために、アニメや特撮もの、ヒーローものを録画できるように。
また、DVDを持ってきたときに再生できるように。
→録画してまで番組を見ないのに!!!なんで録画器がいるの?
普段使いとお盆、お正月での利用方法が変わるからです。
たまに会える家族のためにという想いで購入したのに、家族からは「こんなの要らないでしょう?無理矢理売られたの?」と言われてしまう。
こう言われると、「私が普段はここまで使わないけど。あなたたちが来たとき便利だから買ったのよ」と丁寧に説明してくれません。
お客様の言葉で説明をさせないために、領収書、カタログ、納品書、購入理由を書いたメモ、名刺をまとめておきます。
それを読んだお客様は、納得をしてくれます。
はじめに紹介をした記事にあるように、「これからもよろしくお願いします」になりますので、チラシ、資料、伝票をまとめることを行ってください。
売価1万円ぐらいで箱に入ったままの製品も危険
箱に入ったままの電化製品は、
メーカーさんの持ち歩き製品で、箱から出さずにそのままになっているケースです。
買ったのに使っていない状態。箱から出して使えるようにしておく。
→どうして箱に入ったままで置いておくの。使わない物を無理矢理売られた!!!
メーカーさんのキャンペーンで持ち歩き商品の販売のために、使える状態にせず、箱のまま置いておくと、まさかのタイミングで嫌われることになります。
便利で生活の楽しみにつながるのが家電製品です。
しっかりと購入理由と価格を記録しておきましょう。
テレビを例に説明します
テレビを例にすると、
次のようなチラシとメーカーカタログがあると納得してもらえます。
電気代と画面の距離の目安です。
後から見返しができるようにしておく
お金がある方ほど、サービス内容を的確に判断してくれます。
「いつも、お世話になっている」「困ったことがあったらすぐに解決してくれる」
「定期的に訪問して電化製品のお掃除や操作方法を教えてくれる」などなど、電器店さんの取り組みは評価される内容です。
ですが、こうした取り組みを、あとから見てわかるようにしていないと、本人以外の人に伝わりません。
特に離れて暮らしている家族には、たまに会うからこそ、置いてある電化製品で判断されてしまいます。
お客様に何を行っているのか、を後から見てわかるようにしておきます。
そのため、チラシ、領収書、納品伝票、などを一カ所に揃えて、いつでも見られるようにしておきます。
そうすることでお客様が言葉で説明をしなくても、帰省したご家族の方に納得をしてもらえます。
お盆、お正月は特に、半年、一年ぶりに家族と会います。
そのときに、電化製品が変わっていると、気がつきます。
購入理由が、
「電気屋さんに勧められたから」「安くなると言われて」では、電化製品のことがわからない年寄りに高い物を売りつけられたというように受け取られます。
それぞれの製品を買う理由があります。その理由を記録として残しておくことが大切です。
以前に雑誌に掲載された、お盆とお正月の対策の記事です。
おおげさなと思うかもしれませんが、万が一に備えて対策をしましょう。
重要なことは、誤解されなくていいことで誤解をされることを無くしましょう。
家族の時間を嫌な気持ちにならないために
年に数回の帰省の家族の時間を家電製品のことで、気分を悪くして過ごすのはよくありません。
配っているチラシ、伝票をまとめておくことで、不要なトラブルは回避できます。
年に数回の家族の対面時間に、嫌な気持ちになることを避けましょう。
大型冷蔵庫、大型テレビは、一目で「どーーーーん」と存在感ありますので、目に入ります。
目に入ってしまうので、仕方ありません。
お客様は、
「帰省をした息子、娘に●●(製品名)の購入理由を説明できず、これからは相談をしてくれと言われたので、あなたのお店からは今までのように買えない」とは言ってくれません。
ただ、買わなくなるだけです。誤解からお取引が無くなることはちゃんと防止しましょう。
「見える化、伝票、チラシ、購入理由をまとめておくこと」です。
■こちらからPDFで上記記事をダウンロードしていただけます。
※お客の息子・娘を味方にする仕組み PDF
最後に箱に入ったままの製品は一番危険ですよ
特に危険なのは、箱に入ったままの家電製品です。
「電気屋さんに頼まれた」「電気屋さんが置いていった」ということを言われたらアウトです。
お客様にとって必要な製品を販売するようにしましょう。使える状態にしておくことです。