今回は、トイレのリフォームにつながるチェックシートを紹介します。リフォームに必要なことは、お客様自身で「そろそろ、リフォームしたほうがいいのかな?」「あれっ、調子が悪いな?」ということに気付いてもらうことです。
特にトイレは、家族全員使う場所だけに、調子が悪ければとても困る場所です。ただ、前向きにリフォームしよう!と思う場所ではないため、今回紹介をするチェックシートを使いお客様に気付いていただくことが必要です。
お客様が自分で点検できる内容にする
トイレのリフォーム前のチェックシートです。 基本はお客様が自分で行う内容です。 トイレは何かないと、人に見せたいとは思いませんので、いきなり 「トイレの点検します!」と言われ「はい!お願いします」とはなりにくいです。
- ウォシュレットの交換
- トイレのタンクの修理
などの工事のときに、点検を行ってお客様に渡すこともできます。 お客様自身で行う。トイレ廻りの工事の時の行う。と2つ方法があります。
点検チラシの使い方と注意点
点検をして、悪くなっているところがあるから、リフォームをしましょうがゴールではありません。現在の不具合箇所、故障の可能性がある箇所をチェック、というように不具合が起きないように調べるのが目的です。チェックが多い場合は買い替えをしましょう!的な内容では、誰もチェックをしてくれません。
それぞれのチェック項目で、対策方法があることを知らせます。 水漏れであれば、パッキンの交換。 レバーの動きが悪ければ、レバー回りの交換、調整、様子を見るというようにです。水廻りは、劣化すると水漏れなど大きな被害になることがあるからです。 こまめに点検の説明をするときに、悪くなってからではなく、一定の年数で確認しましょう。と言葉かけをしましょう。
行動として、様子を見る、修理、買い替え の3つになります。
様子を見る場合
様子を見る場合は、いつまで様子を見るのか(そのまま使う期間)も確認をします。修理をしない場合、状況が改善されることはまずありません。水漏れであれば、水漏れがひどくなる。ヒビなどの割れは、割れが広がる、素材が損傷していくことになります。
いつまで様子を見るのか、お店から一定の期間で確認しますということで、安心して使えるかを見守る時期を決めます。ただ、何もしないで終わるのはよくありません。
修理をする
修理が必要な場合どこまで修理するのかを決めます。部品を替えるのか、部品を替えずに応急処置的に行なうのか。さきほどの様子を見るは、何も行ないませんが、修理をする場合は、何かしらの作業を行ないます。修理代と工賃を明確に伝えて行なうことです。
設備の修理であれば、リフォームよりも安くなりますし、機能の維持であれば修理のケースも多いです。
買い替え
年数が経って、リフォームを検討している方には、 どのようなプランができるのかを見積もり作成するとよいです。 見積もりに抵抗がある方の場合は、 過去の工事の実績をまとめておいて「こうしたトイレ(工事)ができますよ」を伝えればいいです。
提案をするときは金額を意識しすぎないようにします。お客様のことをよく知っているからこそ、「〇〇さんには、大きな金額の提案はしづらい」「この金額だったら〇〇さんは買わない」というように深読みしすぎます。そうならないために、金額、それぞれの内容を比較できるようにしましょう。
リフォームは工事の事例をまとめる
リフォームは、BeforeとAfterの違いを見せるとよいです。Beforeの写真の撮り忘れがありますが、現場の下見をしたときに撮影をしておけば見積もりをするときの参考になりますし、Beforeとして利用できます。工事の内容はチラシ、事例集を使うとよいです。 事例集は、秋場さんが素晴らしいツールを作成されています。 参考にご覧くださいね。
工事をするなら、相談にのるという姿勢の方もいますが、 ライバルに負けます。その理由は、「お客様からの問い合わせがこないからです」
他店の工事完了後に知ってショックを受けるだけです。 事前の情報提供、見込みになる方には商品・サービスの情報提供を行いましょう。
掃除や作業をしたあと、家の中での作業は注意しましょう。 床にひざをついて仕事することもありますので、養生などもしましょう。
汚れたら着替えられるように、着替えも用意しておきましょう。 せっかく、よいことをしても、喜ばれないともったいないです。
点検シートと一緒に別のチラシも配る
点検シートと合わせてチラシを配ってもOK
この点検シートを配るときには、メーカーさんの商品チラシやトイレに関するチラシを一緒に配ってもいいです。 情報提供は大事ですが、情報提供だけですと、買い替えを検討している人には物足りません。 今の設備はいくらで買えるのか、工事をしたときはどのくらいの費用なのか、どんな方法があるのか、という次の情報が知りたいからです。 先ほど、ご紹介した事例集は、自社の工事の実績一覧としても使えますし、他の仕事内容も伝えることができます。
買い替えしたい人はどんな情報が欲しいのか?と情報視点で考えるとお客様に喜ばれる情報が多いことに気づくと思います。
トイレのチェックシートは、コンビニやファミレスのトイレにお掃除シートがありますよね。 それを見て、思いつき、キッチン、お風呂のシートも作成しています。チラシにするヒントは日常生活にあふれています。 たまには、キョロキョロしてみませんか。 もう一枚、お掃除系のチラシも参考にご紹介しますね。
こちらはウォシュレットのお掃除チラシです。お手入れ情報になります。
ウォシュレットのお掃除方法チラシ