チラシの作り方をお伝えするなかで、
「お客様全員に配れるチラシを用意しましょう」とお伝えしています。
具体的には、
お客様の家にある家電製品の使い方、
住まいのお手入れに関することを書きます。
点検チラシを配りましょう
電化製品の使い方情報はお客様に喜ばれます。新製品情報・お買い得情報は、配る情報としては限界があります。
使い方であれば、現在使っている製品に対して配れますので、ネタはつきません。また、小まめな対応という電気店さんの魅力を伝えるのには最適です。
また、こうした点検チラシのメリットは、情報としてだけでなく、ナンセンスコールと言われる連絡を減らします。ある程度お客様が自分で確認をしてくれて、疑問があれば連絡があります。
電化製品を快適に使うための情報です。決して、不具合があるから買い替えをしましょうという意図ではありません。家電製品に関しては、お客様の家にどれだけの家電製品があるかを把握しておき、いつ買い替えをすると負担が少ないかも計算できるとよいです。
自分が電気店に勤務していたときに、経済的にも豊かで人柄も温かい方は共通して、計画的に家電製品を買い替えしていました。
理由は、まとめて買い替えをして出費を増やさないようにしていました。今年は冷蔵庫、来年はエアコン2台というようにです。
急な出費をしないようにしているとのことで、同じような買い方をする方がいました。壊れてから買い替えをする。年数で買い替えをするという、買い替えをタイミングを把握しておくと提案もしやすくなります。
1番困るのは、まとめて壊れてしまうと、製品のグレードを落とさないといけないとなり、予算がオーバーすると他店での購入になってしまうケースもあります。
買い替えをするタイミングはお客様次第。快適に使うための情報提供、点検サービスなどお店の魅力的なメニューを増やしましょう。
お客様は時期が来たら買い替えをします。時期になったときに選択肢に入っていることが大切です。ですので、新規のお客様の増やしていくことが大切です。
点検チラシの例として、洗濯機の点検チラシだとこちらになります。
補修部品保有年数が7年のため、7年たっている洗濯機をお使いの方に向けて。
糸くずとり、消耗品の交換もできますよ。と書きます。
このチラシが年末の時期に配るとすると、少しタイトルが変わります。
おそらく気づかれたと思います。ほぼ内容は変わっていません。タイトルは大きく変わっていますよね。
さらに細かくして、洗濯槽のお掃除を紹介したチラシです。
こうした内容になります。
お客様からすると、普段使っている洗濯機の洗濯槽のお掃除になりますので、目をとめやすくなります。
こんなことありませんか?で、チェックポイントを書いています。
ですので、この部分が気になる方は読みすすめていきます。
はがきサイズ、A4サイズ大きさを変えて使う
今回は、A4のチラシですが、はがきサイズにしてもOKです。サイズを変える理由は、一斉に送るためです。
はがきですので、郵送代がかかりますが、巡回するよりも一気に届ける方を選びはがきにします。
これは、巡回だけをすると、日常業務に支障がでるため、郵送代を支払うほうを選びます。
従業員さんが複数名いる場合は、郵送ではなく巡回でもOKです。
お店が自分の状況に合わせて、手段は選択をしてくださいね。
配り方、使い方まで考えて、情報を届けていきます。
情報を届ける目的は、お店の存在をお客様に意識してもらうため。
届けた情報の内容が必要であればお客様が注文をしていただけます。
家電店さんは、できることがたくさんあります。ただし、情報を定期的に届けていなければ、
本来獲得できる売上になっていません。そのくらい、売上になる仕事がたくさんあります。
「この方法だと、細かい仕事しか獲得できませんよ」と思われるかもしれませんが、
「誰に」届けるかが先にあるので、洗濯機のお掃除だけでは終わりません。
洗濯機のお掃除を依頼する方は、
エアコンクリーニングも気になるし、空気清浄機にも興味があります。
掃除機も高級モデルを選ぶ傾向があります。
依頼を受けた1つの仕事から、ほかの傾向もわかります。
洗濯機のお掃除だけを獲得するチラシではありません。
お客様に役立つことを提供し続ける。
お客様のためになることのうちの1つが、洗濯機のお掃除になります。
できることはたくさんあります。
見える化(チラシ)にして届けないのはもったいないですよ。